Orvill LesPaul Custom フルオーバーホール

Orvilleのレスポールカスタムです!
1980年中頃から90年代終わり頃まで生産されていた日本製のGibsonの廉価版ブランドです。
廉価版とはいっても日本製ということもあって本当に作りが良く、今でも中古市場で人気です。
リペアの作業をしていると本当に小さなところで楽器によっての精度の違いをすぐに感じられます。
特にビスを締める際にビス穴の下穴で日本製のものはすぐにわかります。(おそらく同業者の方ならすごく頷いてくれていると思います)
細かいところではありますがすごく重要な作業なので、ここでもMade In Japanのものづくりとしての差が出ると思っています。
こちらのご依頼は本体をバフでピカピカに仕上げ、フレットをJESCARステンレスに交換、ナットをカーボンに交換、配線も引き直し、電装系ハードウェア系全て新しいものへ交換という新品同然にフルオーバーホールのご依頼です。
おじ様の形見で綺麗にしてあげたいとのことなので、もう一度命を吹き込むつもりでオーバーホールさせていただきます!

まずはパーツを全てバラしました!
次にフレットの交換をします!

フレットを全て抜いて指板調整を完了した写真です。
指板は新品同様に蘇りました!
当工房の人気リペアの一つでもあるフレット交換は他のフレット交換の記事で書いているのでここでは細かい説明を端折りますが、フレットを打つまでの下準備が一番大事なのですごくこだわってやっています。
にしても、日本製は本当にやりやすい。

フレットを打ち込み、程よくエッジ処理をして擦り合わせをしてピカピカです!
今回はJESCAR #57110S ステンレスフレットへの交換です。
少しアップチャージにはなりますが、消耗の耐久性も非常にあるのでフレット交換をされる方は是非ステンレスフレットがオススメです。(作業の手間はすごくかかります・・・笑)
その分の価値はあるかと思います。

次はバフでピカピカにするため水研ぎをしていきます。
前オーナー様が大事に使われていたので致命的な傷や打痕・剥離等がなくとても綺麗になりそうです。

細かい番手まで仕上げました。
これでバフを当てていきます!



バフを当ててピカピカになりました!
(いつも作業場で撮ると写真や動画を撮る直前に拭いてもホコリがついてしまいます・・・)
これで本体は新品同様です!

ピックガードもピカピカにということですので、水研ぎ研磨ののちバフでピカピカにしました!
これは・・・まさに新品ですね!笑

ハードウェア類はGOTOHをお持ち込み。
その他足りないパーツはこちらで手配させていただきました!
可能なものに関してはこちらで手配いたしますので、お気軽にお申し付けください。

ナットもカーボンに製作交換。
お持ち込み弦のゲージは095-44でしたが10-46が張れる溝でということでそのように溝切りいたしました。
見た目もかっこいいですね。

電装系もこだわりパーツをお持ち込み。
コンデンサは -鵺- NUE DEVICE です。
なんてったってパッケージで特別感がありますよね。
出すときの高揚感があります。
商品の魅せ方、勉強になります。

デカいです。笑
レスポールはまだキャビティが広い方なのでマシですが、オレンジドロップとかも大きいので綺麗に取り回すのにいろいろと考えますね。
フロント・リア共にそれぞれのトーンポットにBourns製のスイッチポットを使いコイルタップ配線です。
ピックアップもお客様お持ち込みでGibson 490R,498Tです。
ジャックも抜かりなくPure ToneのGOLDです。






いかがでしょうか。もう新品同様です。
大切なおじ様の形見としてただ綺麗に残すのではなく、しっかり実践的に使える楽器にして弾いていこうというお客様のお気持ちが非常に伝わるご依頼でした。
バッチリ即戦力の新品同様の楽器に仕上がりました。
ロックペグで弦交換も楽ですし、ステンレスフレットによりメンテナンスフリーで長く使っていただけます。
この度はご依頼ありがとうございました!
この他にも「とてもいい楽器なんだけど古くて眠っている楽器を蘇らせたい」など、「パーツを交換して使える楽器にしたい」などレストアやカスタムも是非当工房『Fuga Guitars』にお任せください。
Fuga Guitars 藤原
神戸にあるギター工房「Fuga Guitars」です。
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